「共謀罪に抗して/OS/Debian/環境設定」の版間の差分
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(フォント設定を追加) |
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* アプリは「検索ワードを入力…」と書かれた検索窓にアプリ名を入力して表示を絞り込めます。 | * アプリは「検索ワードを入力…」と書かれた検索窓にアプリ名を入力して表示を絞り込めます。 | ||
* よく使うアプリは、アイコン上でマウス右クリックをすると登録メニューが開くので、登録しておくとすぐに起動できます。 | * よく使うアプリは、アイコン上でマウス右クリックをすると登録メニューが開くので、登録しておくとすぐに起動できます。 | ||
− | * アクティビティ画面は、''' | + | * アクティビティ画面は、'''「Super(Windows)」キー'''を押すと直接アクティビティ画面へ移動ができます。 |
− | == OSとアプリのアップデート == | + | == 必須: OSとアプリのアップデート == |
最初にOSとアプリをアップデートします。 | 最初にOSとアプリをアップデートします。 | ||
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=== Synapticの起動 === | === Synapticの起動 === | ||
− | + | 「アクティビティ」をクリックまたは「Super(Windows)」キーを押します。検索窓に「synaptic」と入力します。(実際には3文字程度入力した時点で候補としてSynapticアイコンが表示されます。) | |
表示されたSynapticアイコンをクリックするとパスワードの入力画面になりますが、パッケージのインストールには管理者権限が必要になるので自分のパスワードを入力します。 | 表示されたSynapticアイコンをクリックするとパスワードの入力画面になりますが、パッケージのインストールには管理者権限が必要になるので自分のパスワードを入力します。 | ||
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}} | }} | ||
− | == 日本語入力(ibus-mozc)のインストールと設定 == | + | == 必須: 日本語入力(ibus-mozc)のインストールと設定 == |
日本語入力に必要な漢字変換ソフトの「mozc」(Google日本語入力のオープンソース版)をインストールします。 | 日本語入力に必要な漢字変換ソフトの「mozc」(Google日本語入力のオープンソース版)をインストールします。 | ||
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# Synapticを開きます | # Synapticを開きます | ||
# Synapticの「検索」ボタンを押して、「mozc」と検索します | # Synapticの「検索」ボタンを押して、「mozc」と検索します | ||
− | # 検索された一覧から「ibus- | + | # 検索された一覧から「ibus-mozc」をクリックし、メニュー「パッケージ」→「インストール指定」(またはパッケージ名の上で右クリック、メニューから「インストール指定」を選択)してインストールマークをつけます |
# 「適用」ボタンを押して、「以下の変更を適用しますか?」画面で「Apply」ボタンを押します | # 「適用」ボタンを押して、「以下の変更を適用しますか?」画面で「Apply」ボタンを押します | ||
− | # インストールが終わったらSynapticを閉じて'''PCを再起動''' | + | # インストールが終わったらSynapticを閉じて'''PCを再起動'''します。(ログアウトだけでは有効にならないのでご注意ください) |
=== ibus-mozcの設定 === | === ibus-mozcの設定 === | ||
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# 「Region&Language」(地域と言語)を閉じます | # 「Region&Language」(地域と言語)を閉じます | ||
− | + | 追加したら、画面右上のシステムメニュー横に「ja」というアイコンが表示されているので、マウス右クリックしてメニューから「日本語 (mozc)」を選択すれば、日本語入力ができるようになります。 | |
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+ | == 任意: 日本語フォントの設定 == | ||
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+ | 日本語フォントはすでに入っていますが、インストールされている[https://www.google.com/get/noto/ Noto CJK Fonts]を標準フォントに設定すると、より見やすくなるので設定しておきましょう。 | ||
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+ | === VLゴシックとDroid Sans Fallbackフォントの削除 === | ||
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+ | 表示に利用されているVLゴシックフォントと多言語フォントのDroid Sans Fallbackは必要がないので両方を削除します。 | ||
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+ | # Synapticを開きます | ||
+ | # Synapticの「検索」ボタンから「fonts-」と検索します | ||
+ | # リストの中から「fonts-vlgothic」と「fonts-droid-fallback」パッケージを探し出し、メニュー「パッケージ」→「削除指定」(またはパッケージ名の上で右クリック、メニューから「削除指定」を選択)を、それぞれのパッケージに付けます | ||
+ | # 「適用」ボタンを押して、「以下の変更を適用しますか?」画面で「Apply」ボタンを押します | ||
+ | # Synapticを閉じます | ||
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+ | === フォントの設定を追加 === | ||
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+ | # 設定ファイルを保存するフォルダを作成 | ||
+ | ## 「アクティビティ」メニューをクリックし「ファイル(Nautilus)」を起動します | ||
+ | ## 起動した「ファイル」の右側にあるメニューから「隠しファイルを表示する」にチェックを入れます | ||
+ | ## 「.config」フォルダを開き、右クリックメニューの「新しいフォルダ」から「fontconfig」という名前のフォルダを作成します | ||
+ | ## 「ファイル(Nautilus)」を閉じます | ||
+ | # geditを開いて設定ファイルを作成 | ||
+ | ## 「アクティビティ」メニューをクリック。検索窓に「gedit」と入力してgeditを起動します | ||
+ | ## 以下の設定をコピーしてgeditに貼り付けます。コピーして貼り付ける手順はWindowsやMacと同じです | ||
+ | ## 「保存」ボタンを押して、保存先を作っておいた「.config/fontconfig」フォルダ(「.config」をクリックして「fontconfig」フォルダをクリックする)、名前を「fonts.conf」で保存します | ||
+ | ## geditを閉じます | ||
+ | |||
+ | ==== .config/fontconfig/fonts.conf の内容 ==== | ||
+ | |||
+ | <?xml version="1.0"?> | ||
+ | <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"> | ||
+ | <fontconfig> | ||
+ | <alias> | ||
+ | <family>serif</family> | ||
+ | <prefer> | ||
+ | <family>Noto Serif CJK JP</family> | ||
+ | <family>IPAPMincho</family> | ||
+ | </prefer> | ||
+ | </alias> | ||
+ | <alias> | ||
+ | <family>sans-serif</family> | ||
+ | <prefer> | ||
+ | <family>Noto Sans CJK JP</family> | ||
+ | <family>IPAPGothic</family> | ||
+ | </prefer> | ||
+ | </alias> | ||
+ | <alias> | ||
+ | <family>monospace</family> | ||
+ | <prefer> | ||
+ | <family>Noto Sans Mono CJK JP</family> | ||
+ | <family>IPAGothic</family> | ||
+ | </prefer> | ||
+ | </alias> | ||
+ | </fontconfig> |
2018年3月9日 (金) 12:41時点における版
目次
[非表示]注意
このページの注意
[ 編集]起動とログイン
PCを再起動をして起動メニューの「Debian GNU/Linux」を選択するとシステムが起動します。
起動の最中、HDDの暗号化解除のためにパスワードの入力を求められるのでインストール時に設定したパスワードを入力します。
パスワードを入力しているときは、文字が見えないので慌てずに設定したパスワードを入力してください。 入力を間違えて最初から入力しなおしたい場合は、Ctrl+uを押すと入力していたパスワードがクリアされます。
パスワードが正しければ起動が続行してGUI画面が表示されます。
ログイン方法は、名前をクリックしてパスワードを入力します。
GNOMEデスクトップの操作方法
インストールのページでも説明しましたが改めて説明します。
画面構成
この画面は「GNOME Shell」と呼ばれる画面です。 操作は左上と右上にあるメニューからおこないます。
(1) 画面左上にある「アクティビティ」です。アプリの起動やウィンドウの一覧をおこないます。クリックすると画面が切り替わります。 (2) 画面右上の電源アイコンなどが並んでいる部分は「システムメニュー」です。クリックするとメニューが表示され、設定の変更やログアウト、電源を切るなどの操作をおこないます。
アプリの起動方法
アプリケーションを起動するには、画面左上の「アクティビティ」と書かれた部分(1)をクリックします。 画面が切り替わり、左側の「Dash」と呼ばれる部分によく使うアプリが登録されています。利用したいアプリがあればクリックすると起動します。
Dashにアプリが無い場合は、(2)の「アプリケーションを表示する」ボタンを押してアプリ一覧から選択します。 アプリ一覧に表示されないアプリは、画面中央下にある「すべて」をクリックすると全アプリのアイコンが表示されます。
そのほか、アクティビティで知っておくと良いことは
- アプリは「検索ワードを入力…」と書かれた検索窓にアプリ名を入力して表示を絞り込めます。
- よく使うアプリは、アイコン上でマウス右クリックをすると登録メニューが開くので、登録しておくとすぐに起動できます。
- アクティビティ画面は、「Super(Windows)」キーを押すと直接アクティビティ画面へ移動ができます。
必須: OSとアプリのアップデート
最初にOSとアプリをアップデートします。 OSとアプリのアップデートする方法には、コマンドラインやGNOMEソフトウェアを使う方法がありますが、ここではGUIのパッケージマネージャー「Synaptic」を使った方法を紹介します。
Synapticの起動
「アクティビティ」をクリックまたは「Super(Windows)」キーを押します。検索窓に「synaptic」と入力します。(実際には3文字程度入力した時点で候補としてSynapticアイコンが表示されます。) 表示されたSynapticアイコンをクリックするとパスワードの入力画面になりますが、パッケージのインストールには管理者権限が必要になるので自分のパスワードを入力します。
アップデートの方法
- Synapticの「再読み込み」ボタンを押して、リポジトリのファイルリストを更新します。
- 「すべてアップグレード」ボタンを押します。「依存により要求された変更を追加しますか?」はアップデートによる変更をマークするので「マーク」ボタンを押します。
- 「適用」ボタンを押して、「以下の変更を適用しますか?」にはアップデートの変更を適用するので「Apply」ボタンを押します。
Linuxのアプリケーション・パッケージについて
[ 編集]必須: 日本語入力(ibus-mozc)のインストールと設定
日本語入力に必要な漢字変換ソフトの「mozc」(Google日本語入力のオープンソース版)をインストールします。
ibus-mozcのインストール
- Synapticを開きます
- Synapticの「検索」ボタンを押して、「mozc」と検索します
- 検索された一覧から「ibus-mozc」をクリックし、メニュー「パッケージ」→「インストール指定」(またはパッケージ名の上で右クリック、メニューから「インストール指定」を選択)してインストールマークをつけます
- 「適用」ボタンを押して、「以下の変更を適用しますか?」画面で「Apply」ボタンを押します
- インストールが終わったらSynapticを閉じてPCを再起動します。(ログアウトだけでは有効にならないのでご注意ください)
ibus-mozcの設定
はじめにキーボードの種類に追加します。
- システムメニューから「設定」を開きます
- 「Region&Language」(地域と言語)を開きます
- 「入力ソース」の「+」ボタンを押して「日本語」を選びます
- リストから「日本語 (mozc)」をクリックして「追加」ボタンを押します
- 「入力ソース」にある「日本語 (mozc)」をクリック、「^」ボタンを押してリストの一番上に移動させます
- 「Region&Language」(地域と言語)を閉じます
追加したら、画面右上のシステムメニュー横に「ja」というアイコンが表示されているので、マウス右クリックしてメニューから「日本語 (mozc)」を選択すれば、日本語入力ができるようになります。
任意: 日本語フォントの設定
日本語フォントはすでに入っていますが、インストールされているNoto CJK Fontsを標準フォントに設定すると、より見やすくなるので設定しておきましょう。
VLゴシックとDroid Sans Fallbackフォントの削除
表示に利用されているVLゴシックフォントと多言語フォントのDroid Sans Fallbackは必要がないので両方を削除します。
- Synapticを開きます
- Synapticの「検索」ボタンから「fonts-」と検索します
- リストの中から「fonts-vlgothic」と「fonts-droid-fallback」パッケージを探し出し、メニュー「パッケージ」→「削除指定」(またはパッケージ名の上で右クリック、メニューから「削除指定」を選択)を、それぞれのパッケージに付けます
- 「適用」ボタンを押して、「以下の変更を適用しますか?」画面で「Apply」ボタンを押します
- Synapticを閉じます
フォントの設定を追加
- 設定ファイルを保存するフォルダを作成
- 「アクティビティ」メニューをクリックし「ファイル(Nautilus)」を起動します
- 起動した「ファイル」の右側にあるメニューから「隠しファイルを表示する」にチェックを入れます
- 「.config」フォルダを開き、右クリックメニューの「新しいフォルダ」から「fontconfig」という名前のフォルダを作成します
- 「ファイル(Nautilus)」を閉じます
- geditを開いて設定ファイルを作成
- 「アクティビティ」メニューをクリック。検索窓に「gedit」と入力してgeditを起動します
- 以下の設定をコピーしてgeditに貼り付けます。コピーして貼り付ける手順はWindowsやMacと同じです
- 「保存」ボタンを押して、保存先を作っておいた「.config/fontconfig」フォルダ(「.config」をクリックして「fontconfig」フォルダをクリックする)、名前を「fonts.conf」で保存します
- geditを閉じます
.config/fontconfig/fonts.conf の内容
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"> <fontconfig> <alias> <family>serif</family> <prefer> <family>Noto Serif CJK JP</family> <family>IPAPMincho</family> </prefer> </alias> <alias> <family>sans-serif</family> <prefer> <family>Noto Sans CJK JP</family> <family>IPAPGothic</family> </prefer> </alias> <alias> <family>monospace</family> <prefer> <family>Noto Sans Mono CJK JP</family> <family>IPAGothic</family> </prefer> </alias> </fontconfig>